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▷ NESToと同い年の一本杉から作られたテーブル

NESToのカフェ、コワーキングスペース、ミーティングルームにある家具はすべて小川町産の一本の杉の木から作られています。

山林に囲まれた小川町は、その木材の活用がひとつの課題です。NESToでも地域資源の活用や循環に少しでも貢献したい。
そんな想いと、小川町や竹中工務店、森林組合の方々のご協力によって、一本の杉の木を使わせていただけることとなり、2021年3月に小川町の山へと向かいました。

みんなが見守る中、木こり職人の手によって、立派な大木はドシンと大きな音を立てて倒れました。
横たわる木の断面に刻まれた年輪を数えてみると、なんとその樹齢は約100年。NESToとほぼほぼ同い年だったのです!

直径はおよそ100cm。
製材をしてくださった秩父の金子製材さんによると、これだけ大きな杉の木はこのエリアではほとんど見つからないとのこと。
状態のいい大きな木から出荷していくので、残るのは小さく状態の悪い木木。当然状態もよくないので、100年も経たずに立ち枯れていくのがほとんどだそうです。

倒れた木の状態をチェックしていると、もうひとつ驚きの出来事が!
大木に空いた穴にはモモンガの巣があり、中には生後間もないかわいい赤ちゃんモモンガがいたのです!
スタッフは急いで保護し、5匹のモモンガは無事動物園へ引き取られていきました。
巣の跡は、ワークスペースの真ん中で使われているテーブルに今も残っています。

たくさんの方の協力で、小川町の山からNESToへとやってきた杉の木のテーブル。
間近で見てもすごい迫力があるので、ぜひご覧になってください。

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